ファミリーメディカルセンター
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臨床講座 1 (頸部からの疾患)

病院・接骨院・介護施設などの西洋医学分野に就職を考えている方にお勧め!! 面接の時に鍼灸治療を科学的に説明する知識

 

場所・エル・パーク仙台 セミナー室

日時・8月1日 日曜日 午後6時 〜 8時 頃まで

受講費用 ・2500円  基礎講座受講者 2000円

平成22年度 勉強会のお知らせ

場所・エル・パーク仙台 セミナー室
日時・5月23日 日曜日 
午後5時30分より8時30分頃まで
講師  臨鍼科研   吉本 豊
受講費用   4000円

5月20日までに 受講費用振り込みで申し込み完了

8.2 勉強会のお知らせ
場所・せんだいメディアテーク 7階 会議室a

 

日時・8月2日  午後6時30分より8時30分頃まで 

 

受講費用   2000円   7月30日までに振込

 

講師  臨鍼科研 発起人  吉本 豊

内容  鍼灸治療の脳科学的解釈

鍼灸治療を科学すると、東洋医学は『やっぱりすごい』が実感できる。

 

臨床家の行っている鍼灸治療が効くのは何故か?を

 

追及すると、体と症状が見えてくる。

 

運動帯療法理論

 

詳細に分析していくと、治療理論は簡単になった

 

不眠のシリコンゴム製鍼による治療について(2009年 全日本鍼灸学会 発表原稿)

不眠は鍼灸治療で著効がある症状の一つでもあります。
不眠の状態をニュウロネットワークから解釈し、シリコンゴム製接触鍼の刺激により改善する過程を考察し、不眠症状を訴える患者さんに対して施療しました。その結果を、報告させていただきます。
接触鍼治療を行う際は、現在主に行われている金属製などの、硬い素材が与える感覚ではなく、痛覚および圧覚を感じさせず、軽い触覚のみを与えました。

 


患者さんは40歳男性で、仕事上、自動車や新幹線の長時間移動が多く、常に背部、腰部、頸部の疲労感を自覚していました。加えて親戚の不祝儀で精神的緊張が起こり、不眠の症状が起こったようです。不眠を自覚して2週間ほどしてから来院されました。状態は、熟睡障害であり、一端寝付いても、すぐに目が覚める状態で一晩過ごし、朝になっても寝た気がしない状態であるとの訴えがありました。鍼治療は、シリコンゴム製の鍼を用い、顔面部・臀部・腰背部・頚部へ流すような接触鍼で20分ほど刺激を与えました。

 


腰背部を施術中『電気が走った』と言われ、腰背部の筋などで等尺性収縮が認められました。心拍数は一過性に上昇し、その後減少。体表面温度は上昇。発汗もありました。
施術後ボーとしたようになり、眠気を感じていました。治療当日の夜は、翌朝まで熟睡が出来たと、後日の治療にてお話頂きました。また、その後は不眠の状態は、ないとの事です。

 


今回の熟眠障害は、身体的要因と脳機能的要因があり発生したと捉えます。

 

身体的要因として、仕事で乗り物に乗ることが多く、加速に対する姿勢制御に係わっている筋肉は、持続的に筋活動を行っている状態にあります。
座位で安静にしている姿勢の状態でも、常に周囲の環境情報を認識し、聴覚・視覚を働かせ身体を対応させようとしている緊張状態にあります。

 

脳機能的要因として、この患者さんの場合、親戚の不祝儀があり、自分の将来の健康状態を考える事が多くなった事、家族の将来の事、など思い巡らす事が増えたことにもあります。
思いを巡らしている、この状態は、前頭前野の活動が亢進し、24時間活動している脳内のシナプス活動を一層亢進状態にしている、と捉えました。

 


シリコンゴム製の鍼を用いた治療の場合、皮膚からの接触刺激情報が脳神経内で認識され、くすぐったさとして感じられます。
本来≪くすぐったさ≫を認識したばあい、それを避けるように体を動かします。
しかし、治療を受けている状況下では、逃避を目的とした関節運動は行いません。また、行わないように患者さんに言い伝えておきます。
患者さん は、意識的に刺激に対して身体反応を行わないように、脳内で反射的動作に抑制をかけることになります。この作用が治療時の電気感を与えていると考えます。

 


このことは、脳の活動中心を、不眠の原因である、堂々廻りしている不安感から、身体表面への刺激に対する身体反応へと切り替える事になります。
その結果、一過性の心拍数上昇・その後の下降・体表面温度上昇・発汗・その後の気だるさを感じました。一過性に交感神経優位の状態になり、切り替えとして副交感神経優位の状態なります。
この反応は、脳神経内で行われており、鍼治療は脳内でのプログラム変換に有効であると考えます。

 


覚醒と睡眠に関連する、脳幹網様体を通過する情報の量は一定である。と仮定すると皮膚からの情報を知覚し反応する情報量が増加する事により、中心であった意識状態や情緒活動部分との情報伝達量が減少し、正常な機能を回復すると捉えることができます。

 

治療結果から、患者さんとしては、痛覚・圧覚・金属製の鍼によるひびき感を感じる事がない、シリコンゴム製の鍼による皮膚刺激により、正常な脳機能への切り替えが起こり熟眠障害が改善されたと示唆されました。

 


シリコンゴム製の鍼を用いた治療では、痛い・怖いという観念を持たせず、副交感神経機能を容易に亢進させました。この事は鍼治療として、心理的にも癒しの効果を導き出しやすいという可能性があり、鍼治療を受ける方たちの範囲を広げる事にもつながると考えます。

 

                               

 


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